是枝裕和監督 『怪物』感想

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公式サイトより引用
公式サイトより

大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。それは、よくある子供同士のケンカに見えた。しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した―。

公式サイトよりあらすじ引用

一言で言うなら

是枝版『銀河鉄道の夜』

という印象。

勿論是枝節が炸裂している社会風刺ヒューマンドラマではあるし、様々な視点から様々な正義が描かれている。

ただ、最後まで観ると、どうしても宮沢賢治炸『銀河鉄道の夜』を彷彿とさせる。

少年二人。

取り巻く環境。(学校環境、家庭環境)

列車。

そして、『銀河鉄道の夜』で、最も有名なネコが主人公になったアニメーションの独特な音楽を手掛けたのは、細野晴臣氏。

今回『怪物』の音楽を手掛けたのは坂本龍一氏。

こじつけかもしれないが、何かしらの縁を感じてしまう。


個人的詳細感想

・安藤サクラと田中裕子の冷戦ビリビリなバトル、鼻を触るところなんかは堪らない。

・少年二人の純粋さが堪らない。

・展開が早く、2時間があっと言う間だった。

・説明が必要なところと、必要ないところ。

 全部を明かすところと、想像に任せるところの取捨選択がバツグン。

・少年たちのキャラクター性に合った衣装。


私は胸が引き裂かれる、というよりは「良かったね」という気持ちになった。

最後の少年たちに救われた。

どんなに過酷な環境でも幸せを求めたっていいじゃないか。

そんな勇気をもらいました。

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