八坂神社さんの帰り道、ふと気になる建築物を発見。
【長楽館 ちょうらくかん】
その場で検索。
すると以下のような言葉が書いてありました。
百年の昔日、百年の向日
長楽館は明治42(1909)年に、実業家・村井吉兵衛によって建てられて以来、
京の迎賓館として国内外の様々なお客様をお迎えしてきました。これまでの百年、そしてこれからの百年。
公式サイトより引用
この館には華麗なる歴史の面影が今も残り、当時と変わらぬ満ち足りた時間に包まれることでしょう。
この歴史ある建物に、何か運命的なものを感じ入らずにはいられなかったのですが、かなりお金を使っていたため、躊躇していました。
すると、ケーキセット1800円の文字が!
このくらいの価格なら、好奇心と、今、出会った奇跡に対しては十分だろうと思い入店してみました!
1 圧倒的な建築美
当たり前なのですが、店内がとてもオシャレ!
今は使われていない洗面台もそのままにしてあったり、装飾品、ソファ、部屋の雰囲気が本当に素敵。
手摺一つだって触ると感動しちゃいました。
その日は雨が降っていたのも相まってか、お客さんもそんなにいなかったので、非常にゆったりくつろげたので、とてもラグジュアリーな気持ちにさせてくれました。
2 上品な料理
歳を重ねるにつれて、量より質(まだまだ量を重要視してしまう時もありますが)を求める傾向にある私にとっては非常に洗礼されていて、シンプルなんだけど、ちゃんと味わって食べたいと思うケーキでした。
季節ごとにもメニューを変えているのも、本当に魅力的です。
もちろん、コーヒーも香りが本当に良くて、普段豆乳をがばがば入れる私も、ブラックで豆本来を楽しんでしまう気持ちにさせてくれました。
3 店員さんのホスピタリティー
京都に詳しくないので従業員の方に、京都について色々聞いていたのですが、全く嫌な顔せずに親身に相談に乗ってくれました。
そもそも、人見知りの私はお店の人に話そうなんて普段は全く思わないのですが、聞いても良い、お話したいと思わせる何かがそこにはありました。
また食事後、ちょっと店内を勝手に散策しちゃって、いつ注意されるかなと思っていたのですが、皆さん、本当に見て見ぬふりしてくださいました(笑)
特別な時なのか、予約用なのか、ディナー用なのか分からないですが、お客さんがいないのを良いことに、3階までうろちょろしていたにも関わらずです。
おかげ様で私は存分に楽しむことが出来ました。
まとめ
かつては色々な用途に使われていたであろうこの素敵な建物を取り壊すことなく、そのままの形で綺麗に保存しているところに建物への尊敬を感じました。
お腹は勿論いっぱいにはならなかったですが、胸がいっぱいになりとても幸せな気持ちになりました。
お金がなくても、人生の経験として、こういうお店に入るっていうのは本当に大事だなと。
時には優雅な気持ちを味わわないと、どんどん心が荒んでいきますからね。
束の間の幸せ。いつかドレスアップして、ディナーを予約して、宿泊が出来る自分になりたいと思いました。
神社仏閣が目立つ京都ではありますが、八坂神社の帰りにふと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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